「純一郎さんは今回の出馬に反対している」 小泉進次郎氏が不安視される理由 「妻の滝川クリステルさんがアキレス腱に」

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「周りに持ち上げられ、成長できなかった」

 19年9月22日、環境相就任直後に出席した気候行動サミットでの、

「気候変動のような大きな問題は楽しく、かっこ良く、セクシーに取り組むべきだ」

 という発言はあまりにも有名である。その翌日にも、

「今のままではいけないと思います。だからこそ、日本は今のままではいけないと思っている」

 との“迷言”を発した。

「あれを聞いた時は椅子から落ちそうになりました。“天才子役”として周りが持ち上げ過ぎてしまったために、成長できなかったのでしょう。演説がうまいと言われていたからこそ、ウケる話をしようという思いが強くなって、中身のない、首をかしげざるを得ないような発言をしてしまうのだと思います」(前出の伊藤氏)

「討論会になると、相当マズい」

 もっとも、単なる知識不足が原因の発言もある。環境相を退任する半年ほど前、

「プラスチックの原料って石油なんですよ! 意外に知られていないですけど」

 と言い放っている。

「結局、進次郎氏にはこれといった実績はないし、政治家として何がやりたいのかもはっきりしない。そもそも彼の口から国家観のようなものを聞いたことがありません。演説を聞いても、経済や外交の話が出てこないのです。選挙の顔になり得るというだけでそんな人物にすがろうとしている自民党は浅はかというしかありません」

 政治部記者はそう語る。

「総裁選が始まり、何か質問されたら教科書通りのことは答えられると思いますが、ディベートで相手の意見をそしゃくして切り返す、というのはとても無理だと思います。討論会になると、相当マズいです」

 つまり、総裁選出馬は「無謀な挑戦」とも思えるのだ。

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