「実の母じゃないと聞かされた進次郎は…」 叔父が明かす小泉進次郎の知られざる素顔

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スピーチが得意な父を意識

 後に彼は「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」の発起人となっているが、

「思うに進次郎君は、落語を自分のスピーチに生かしたいという狙いがあったのではないかな。お父さんもスピーチが得意だったから、余計に意識するところがあったんでしょう」

 同会に名を連ねていた河村建夫元官房長官はそう推し量る。

「ただ、あのお父さんのマネはなかなかできないよ。ある時、(私の地元にある)吉田松陰の家の跡地を一緒に訪れたことがあったのですが、純一郎さんは“玄関はどこにあるんだ”と聞いてね。そこに立つと何もないところで扉を開けるまねをして“松陰先生いますか、小泉純一郎ただ今参りました!”って大声で言うんだよ。他の観光客がびっくりしちゃってね。それくらい強烈なキャラクターなんだよ」

 父親のような「クセの強さ」はないものの、若くて見栄えがよく、演説もうまい。となれば、応援演説にひっぱりだこになるのは必然である。

 後編【「純一郎さんは今回の出馬に反対している」 小泉進次郎氏が不安視される理由 「妻の滝川クリステルさんがアキレス腱に」】では、本人のやる気とは裏腹に、進次郎氏の周囲が出馬を不安視している理由について報じている。

週刊新潮 2024年9月5日号掲載

特集「自民党がすがる総裁候補 小泉新次郎の空虚な実像」より

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