「土壇場で裏切るのが自民党」 大混戦の総裁選で「推薦人20人」のハードルを越えられるのは誰だ

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「2桁にはならない」

 元号が令和に変わって3回目となる今回は、40代の小林鷹之前経済安保相が真っ先に名乗りを上げた。

 先の政治部デスクが言う。

「彼の出馬会見には当選1回から5回までの24人が派閥横断で集まった。その一人は“顔をさらしておいて推薦人にならないはずはない”と断言。それでも、各陣営に“推薦人になる”といい顔をしておき、いざ名簿を作る段になると逃げ出す議員は珍しくない。他方、依頼する側は“あと1人で20人だから”とすがるようにお願いする泣き落とし戦術が定番です」

 近年、候補者が最多だったのは平成20年と24年の5人。先の古参幹部は「2桁にはならない」との相場観だが、

「これまでは切り崩しを警戒し、各陣営とも告示日まで推薦人を明かさないのが通例でした。“取りあえず出馬表明してから集める”なんて論外。雨後のたけのこじゃないんだから」

週刊新潮 2024年9月5日号掲載

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