「昭和歌謡」が発展したのは「進駐軍」がいたから…「月はどっちに出ている」の劇作家・鄭義信が描く戦時下の“家族の物語”

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9月5日から公演「旅芸人の記録」

 昨年、映画「パラサイト 半地下の家族」が日本で舞台化され、大きな話題になったが、その台本・演出を担当したのが劇作家で演出家の鄭義信(67)だ。代表作の舞台「焼肉ドラゴン」(2008年)では数々の賞を受賞し、その後も意欲作を世に送り続けている。9月5日からは東京・下北沢のザ・スズナリで、劇団「ヒトハダ」の第2回公演「旅芸人の記録」が行われる。作・演出を務める鄭に話を聞いた。(全2回の第1回)

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――どのような公演になるのか、教えてください。...

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