次期朝ドラ「おむすび」撮影難航の理由は橋本環奈 「彼女の多忙で子ども時代のパートが長くなる」

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 来月末から始まるNHK朝ドラ「おむすび」は、橋本環奈(25)演じる平成元年生まれのギャルが栄養士となり、活躍する物語。この斬新な舞台設定に期待する向きがある一方で、仕上がりを不安視する声も上がっているというのだが、いったい何が起きているのか。

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 一昨年から2年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会を務めた橋本は、もはや若手女優の中では断トツといえるほどの高い人気と知名度を誇る。

 昨年は2本の連続ドラマで主役を張り、6本の映画に出演。今年の最も大きな役どころは、9月30日に第1回が放送される「おむすび」のヒロインになりそうだが、どうやら撮影が難航しているらしい。

 さるNHKの関係者がこう明かす。

「橋本さんは舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演で4月18日から渡英し、主演女優として5月末まで彼の地で過ごしました。3月23日にクランクインした『おむすび』はその間、1カ月以上も彼女不在で撮影をしなくてはならなかったのです。このスケジュールは織り込み済みでしたが、やはり皺寄せは大きく、彼女が日本に戻ってきた今もタイトな進行を余儀なくされているそうです」

「近年は人気女優を起用する流れに」

 こうして撮影に支障をきたした結果として、

「橋本さんではない他の子役が演じる、ヒロインの子ども時代のパートが長くなるとみられています。結果、物語がうまく進まずにテンポが遅くなり、作品全体に悪影響を与えてしまう可能性があります」(同)

 なぜ、NHKはわざわざかくも多忙な橋本を起用するに至ったのか。スポーツ紙の記者に聞くと、

「一昔前まで朝ドラのヒロインといえば、オーディションで選ばれた新人が務めるものでした。しかし近年は、若年層を中心に加速するテレビ離れを少しでも食い止めるために、オーディションを実施せず、手堅く視聴率が取れる人気女優を起用する流れになってきたとみられています」

 たとえば、「半分、青い。」の永野芽郁(24)、「なつぞら」の広瀬すず(26)、「おちょやん」の杉咲花(26)、「カムカムエヴリバディ」の上白石萌音(26)など。そして今回、若手女優の代表格である橋本が、ついに登場と相成ったというワケだ。

「NHKは橋本さんを起用するにあたって、『千と千尋の神隠し』の舞台にも立てるスケジュールの確保を、条件として飲み込んだそうです。撮影が押してしまうリスクを承知で、彼女の人気と知名度に頼りたかったのだと思います」(前出のNHK局関係者)

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