甘いマスクと勇猛果敢なファイトで女性ファンを魅了…テリー・ファンクが「日本人に最も愛されたレスラー」になった“流血の一戦”

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 朝日新聞の編集委員・小泉信一さんが様々なジャンルで活躍した人たちの人生の幕引きを前に抱いた諦念、無常観を探る連載「メメント・モリな人たち」。今週はプロレスラーのテリー・ファンク(1944~2023)を取り上げます。流血しながらも左ジャブからストレートを放つファイトスタイルで、兄のドリー・ファンク・ジュニア(83)と共に絶大な人気を誇りました。突然の訃報から1年が経ちましたが、小泉さんには忘れられない思い出があるようです。

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