経営学の専門家が明かす、自らの「超保守的な資産運用」 「アクティブな投資が長期的にペイしないことは学術的に実証済み」
経営学や企業の競争戦略を専門とし、『ストーリーとしての競争戦略 優れた戦略の条件』の著作がある一橋ビジネススクール特任教授の楠木建氏(59)は“お金”とどう向き合っているのか。その「超保守的ポートフォリオ」の神髄を明かす。
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僕の全資産を100とするならば、25%は現金の普通預金で、残りの75%は信託銀行の口座に預け、銀行の担当者に運用を任せています。
僕からその担当者にリクエストしているのは「長期」「分散」「低コスト」「低リスク」で運用してほしいということ。...