「同性から支持されるが家庭生活には不向き」 再婚の東出昌大が漂わせる「罪深い優しさ」の正体とは

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 元女優との再婚を発表した俳優の東出昌大(36)。東出が結婚を報告した文章を読んだライターの冨士海ネコ氏が指摘する、彼が漂わせる「優しさ」の正体とは――。

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 妙に距離感の近い女性との関係を問われて、「この子は妹みたいなもんだから」と言う男性はたいがいクロだ。東出昌大さんもまた、自分を山まで追いかけてきた「東出ガールズ」のうちの一人との再婚を発表した。今年1月に「めざまし8」で密着取材をされた時は「先輩と後輩」「言う人はもう勝手に言え」と反論していたものの、女性陣の表情が微妙に曇ったのが記憶に残っている。やっぱりそうだったかあ、東出さんらしいなあ、とちょっと笑ってしまった。

 連載している「SPA!」に掲載された文章では、一貫してくだけた調子で再婚を決意するまでの経緯と、周囲や彼女への感謝がつづられている。飾らない文体や自分の適当さを自覚している謙虚さに、「なんだ結構いいやつじゃん」と感じる読者も多いことだろう。かつては清潔感のある雰囲気も含めて好青年の筆頭格だった東出さんだが、今やその面影はない。女性トラブルで事務所から契約解除された後は、ひげと髪を伸ばし、狩りに出かける「山の男」へとイメージチェンジ。生々しい動物の解体シーンもあるYouTubeも大人気だ。

 しかし、人里離れた山で自給自足の暮らしをしているからといって、地に足が着いている人だともいえない。改めて思ったが、東出さんは言葉と行動のズレが大きい人である。

 1月末の占い番組や、5月放送のABEMA「世界の果てに、東出・ひろゆき置いてきた」でも「お付き合いしている人は一切いない」「(前妻との子どものことを考え)新しい家庭を持つとか、全然考えていない」と女性関係を強く否定していたが、交際が始まったのは今年に入ってからとのこと。収録から放送までのタイムラグはあるにせよ、初夏には妊娠が発覚と、ずいぶんスピーディーな展開だ。お相手が山まで来たとき、「『この子はこんな生活で大丈夫なんだろうか? 私が変な影響を与えてしまっているのかしら?』と、ある種の他人行儀な感慨を抱いた」というのも今となっては言い訳がましい。しかし東出さんというのは、「今・ここ」の欲しか見ていない人なのだろう。自分の発言に責任感がなく、約束ができない人だともいえる。

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