“総工費150億円”「甲子園の銀傘拡張」はホントに観客のため? 透けて見える阪神の「金儲けの下心」
「学校応援団、観客の暑さ対策、雨天への対応で、素晴らしい計画。ご尽力に感謝申し上げる」
今月2日、阪神電鉄が甲子園球場の内野席を覆ういわゆる“銀傘”の拡張計画の詳細を発表し、会見に同席した日本高校野球連盟の寶馨会長は、このように計画を絶賛した。同社の谷本修取締役も、
「猛暑など環境の変化に柔軟に対応する必要がある。拡張で、高校野球文化を次の時代に引き継いでいく」
と胸を張った。だが、計画の詳細をひもとくと、そこには大人たちの皮算用も透けて見えるのだ。...