「ランナー・やす子」は無事完走できるのか 「24時間テレビ」ハプニング史 1時間で20キロ走破!? 迷惑系YouTuber“襲来”

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1回目から“大事件”発生

 1992年にスタートした本企画。実は第1回から“大事件”が発生していた。マラソン経路を公開していたため、ランナーを務めた間寛平を一目見ようと、沿道に視聴者が殺到したのだ。ベテランの放送作家はこう話す。

「当時、テレビの影響力というのは、現在とは比べ物にならないほど大きかった。車や自転車で追いかける人まで現れ、交通の妨げになるほどの混乱を招き、寛平さんがリタイアする事態となりました。この事件をきっかけに、第2回以降は出発地や走る経路を非公開にして実施されています」

 こうしたトラブル以外にも、様々な“疑惑”が浮上してきた。

「ある年の女性ランナーは、100キロメートルマラソンに挑み、放送終了3時間前の時点で70キロメートル地点を走っているとアナウンスされました。1時間ほどして、再び女性ランナーの様子を見届ける中継に切り替わると、テロップで『武道館まで10キロメートル』と表示された。単純に計算すると、1時間で20キロメートルを走ったことになります。アナウンスのミスかもしれませんが、1時間で20キロメートルもの距離を走るのは、通常のマラソンの世界記録よりも早いペースです。違和感を覚えた視聴者から、多くのクレームが入ったと聞いています。インターネットが普及してからは、ランナーが車で移動していたと主張する画像が出回ったこともあります。真偽のほどは定かではありませんが、純粋な視聴者が感動している裏で、炎上騒ぎも多いのは確かです」(前出の放送作家)

 昨年、日本テレビ系列局の元幹部による寄付金着服が大問題となり、今まで以上に厳しい目が向けられる「24時間テレビ」。“フワちゃん騒動”を乗り越えようとしているやす子に、新たなハプニングが起こってしまうのか。

デイリー新潮編集部

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