“霞が関の北川景子”「美人事務秘書官」を地元にまで連れまわしていた総裁候補・斎藤健氏 「働かせ過ぎ」の声も【スクープその後】

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デキる男として評判

 農林水産大臣、法務大臣を歴任し、現在は経済産業大臣を務める斎藤健氏。仕事熱心で頭の切れは抜群、政策通で実務能力に定評あり。半導体産業の振興など重要な政策を担い、自民党総裁選出馬の期待もある一方で、法務大臣時代には“女性秘書官”を四六時中連れまわし、周囲からは心配する声しきりだったという――。

(以下、「週刊新潮」2023年3月16日号をもとに加筆・修正しました。日付や年齢、肩書などは当時のままです)

 東京生まれの斎藤氏は、東京大学経済学部を卒業後、通産省(現・経済産業省)に入省。2006年に千葉7区の補欠選挙に自民党公認で出馬するも、落選。09年の衆院解散総選挙で同区から再び出馬、政界入りを果たした。

 政治部記者が言う。

「09年の選挙は、民主党に政権を譲ることになるほど、自民党が歴史的大敗を喫しました。そんな逆風が吹き荒れる中、斎藤氏も小選挙区では敗れたものの、比例復活で這い上がりました。この時、自民党の新人で当選したのは、斎藤氏を含めわずか4人。彼らは今でも、党内で尊敬の対象となっていますよ」

 その後も当選を重ね、現在5回生。

「3回生時にはすでに農水相を務めており、今回、前任者の更迭による“代打”とはいえ、早くも2度目の入閣となりました。単なるお飾り大臣ではなく、バリバリと仕事をこなす“デキる男”として、党内でも評判です」(同)

“霞が関の北川景子”の異名

 選挙も強く、実務もこなす――そんな斎藤氏だが、デキる男であるがゆえの、“ある特徴”があった。自民党関係者が言う。

「自分が頑張っている分、部下たちにもとても厳しいのです。仕事にはかなり高いハードルを設定し、できないと、“何で?”“何で?”と、容赦無く言葉責めをする。下で働く者たちは大変ですよ」

 法務大臣就任後、その“厳しさ”の矛先は当然のように直属の部下である、大臣秘書官に向かった。自民党関係者が続ける。

「大臣秘書官とは、文字通り大臣の仕事を補佐する秘書のことです。大臣秘書官には2種類あって、それぞれ、政務秘書官、事務秘書官と呼ばれています。政務秘書官には、自身の事務所の秘書が着任し、大臣の所管する省庁の仕事以外の案件をこなす。そして、事務秘書官は、各省庁の官僚が付き、まさに大臣が行う省庁の仕事の補佐をするのが慣例となっているのです」

 そして、斎藤法務大臣に付いた事務秘書官こそが、法務省官僚・中村明日香氏(43)だった。中村氏は07年に司法試験に合格。横浜や青森、大阪の地検などに赴任し、昨年8月から各省のエースが付く秘書官に抜てきされた。

「仕事熱心で、“霞が関の北川景子”の異名を持つほどルックスも目立つ。酒席が好きでノリも良いですから上司の覚えもめでたく、本省でキャリアを重ねる『赤レンガ派』のホープとして期待されています」(中村氏の知人)

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