「一年で一番忙しい時に浜を閉めるのか」と猛反対され… 和歌山・白浜町長が語る苦渋の7日間 南海トラフ臨時情報でビーチ封鎖、花火大会中止、経済損失「5億円」

国内 社会

  • ブックマーク

 盛夏のビーチから人が消えた――。8月8日、日向灘で起きたM7の地震を受けて発表された「臨時情報」(地震注意)。制度が出来て初めての発表というインパクトから、西日本を中心に観光地の休業などが相次いだが、中でも和歌山県白浜町にある海水浴場「白良浜」(しららはま)の閉鎖は大きな話題になった。太平洋に面して一面に広がる白砂の浜は、日本の快水浴場100選にも選ばれる、人気の観光地だ。お盆にもかかわらず、その浜に誰一人いない映像が相次いでニュースで流され、臨時情報を巡る混乱を象徴する地になった。...

つづきを読む