「映画界に転じて大成功した最初の金メダリスト」 “6代目ターザン”ワイズミュラーは「100年前のパリ五輪」に水泳選手として出場していた(小林信也)
パリが五輪の舞台になるのは1900年(第2回)、24年(第8回)に続いて3度目。ちょうど100年前のパリ五輪で最も輝いたのは陸上中長距離で5個(通算8個目)の金メダルを取ったパーヴォ・ヌルミ(フィンランド)。短距離では、映画「炎のランナー」で描かれた走者たちのドラマも生まれた。さらに後世、最も世界的に著名になったのが水泳で3個の金メダルを取ったジョニー・ワイズミュラー(米)だ。
22年、デューク・カハナモク(米)が持っていた100メートル自由形の世界記録を更新し注目されたワイズミュラーは、パリ五輪の競泳100メートル自由形、400メートル自由形、自由形リレーで優勝。...