「頭のてっぺんから足のつま先まで蕁麻疹が出て……」秋田県在住「美人コスプレイヤー」が明かす“コロナワクチン後遺症”の現実
ワクチンを打つように圧力があった
――まひさんは、コロナワクチンをどこで、何回打ちましたか。
まひ:2021年9月29日、10月20日の合計2回です。秋田市内の「八橋保健センター」で、2回ともファイザー製のワクチンを打ちました。当時、私は飲食店で仕事をしていましたが、職場のなかでは自分が一番遅く接種したのです。職域接種ではなく、各自で打つことになっていたのですが、上司が「ワクチンを打つように」と強く言ってきたのです。「打たないとコロナが怖いじゃん」「打ってないのに仕事に来るの?」と圧をかけてきましたから、打たないとな……ということになり、1回目を打ちました。
――ワクチンを打った後に副作用はありましたか。
まひ:1回目を打った後、若干ですが、疲れやすくなったなあと思いました。それでも大きな副作用がなかったので、2回目を打ちました。ところが、2回目を打った直後からどんどん体調が崩れていきました。まず、どんなに寝ても疲れが取れないんです。これは明らかにおかしい……と思いながらも、仕事をしていました。
――具体的に大きな体調の変化があったのはいつ頃ですか。
まひ:2回目を打って2~3ヶ月後、2022年の1月です。生理周期がおかしくなりました。そしてこの年の4月、仕事中にいきなり全身に蕁麻疹が出たのです。それこそ、頭のてっぺんから足のつま先まで出たので、仕事を早退しました。3連休の最終日だったので救急外来を受診し、蕁麻疹を抑える注射を打ってもらい、薬をもらって帰宅しました。
救急搬送が遅かったら死んでいた
――薬をもらって、蕁麻疹は収まったのですか。
まひ:いいえ。もらった薬が体に合わなかったのかどうなのか、はっきりとはわかりませんが、夜に急に低血圧になって倒れたんです。まったく立てなくなり、ほとんど言葉も出なくなった。救急車を呼んでもらい、病院で点滴をして帰ってきました。
――まひさんはそれまで持病はお持ちでしたか。
まひ:24歳の頃からバセドウ病を患っていました。運ばれた病院では、薬に甲状腺の病気を促進させる成分が入っていたから、そのせいで倒れたのではないかと診断されました。そして、もし救急搬送されていなかったら命を落としていたかもしれないと言われ、びっくりしましたよ。死んでいる人と同じくらいの血圧だったからだそうです。
――もし判断が一歩でも遅ければ、大変な事態になっていたわけですね。その後、仕事には戻ることはできたのでしょうか。
まひ:蕁麻疹が3日目でようやく引いたので、仕事に復帰しています。ただ、やっぱり具合が悪いし、異常な疲れを感じるように。6月には地元のクリニックを受診し、橋本病(慢性甲状腺炎)と診断を受けました。このときは、薬を出さなくてもいいレベルだと言われたのですが、月の後半、仕事中に事務作業をしていたら目の前がぐらぐらしてきたので、すぐに家に帰りました。
――病院によってもだいぶ診断が異なりますね。
まひ:当時は一人暮らしをしていたので、次の日に実家に帰るため1時間半くらい運転したのですが、対向車の光がとてもまぶしく感じられました。そして、実家で風呂に入って布団で横になったら、意識が飛びそうになったのです。呼吸も苦しく動悸も激しいので、また救急車で運ばれました。病院でレントゲンをとったり、採血をしたりした結果、「異常がない」と診断されました。
――明らかに異常があるのに、「異常がない」という診断はおかしいでしょう。
まひ:37.2度の微熱があったので、「風邪じゃないか」と診断されました。帰宅したのは夜中の1~2時ですが、下痢が激しくなり、神経が張り詰めたような状態でまったく眠れない。トイレに何十回も行くほど苦しくて、次の日の朝まで地獄でした。この日から現在まで2年ほどずっと不眠が続いています。寝られたらラッキー、くらいの状況ですね。
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