松田優作が遺作台本を片手に漏らした“本音”とは… 行きつけの温泉宿「水香園」女将が明かした素顔
「いつもと様子が違って…」
遺作となった映画「ブラック・レイン」の撮影前にも、台本を持ち、一人訪れたそうだ。
「いつもと様子が違ったんです。『河鹿』のお部屋から出てこないし、口数も少なく、すごく痩せたので、大きな役に取り組んでいるのかなと思いました。でも、何かおかしくて、『大丈夫ですか?』と尋ねましたら、『調子悪いんだよ。体が痛くてさ』とおっしゃって、『痛くて』と繰り返し、何度も温泉に入っていました」
これが定宿「水香園」を訪れた最後になった。