「東大ボート部式」人付き合いで支持が急拡大 コバホーク・小林鷹之氏が当選の可能性は

週刊新潮

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「増え続けている」

 実際に、支持を決めたある1回生議員は言う。

「リーダーになれば大勢の上に立つことになりますが、小林さんは決して自分の考えを押し付けるのではなく、気が付いたら周囲が自然と支えたくなっているタイプ。東大時代にはボート部のキャプテンを務めており、みんなで呼吸を合わせてこいでいくチームワークが、現在の活動にも通じているのでしょう」

 さらに当選同期の議員が明かすには、

「20人の推薦人は候補者として実際に届け出る時に公表されますが、応援する人たちは今も増え続けています。そろそろわれわれの世代から総理総裁を出していかなければならないと考えているところです」

 当の本人は7月、本誌(「週刊新潮」)の取材に、

〈国政を志した時から、いつかは日本のリーダーとして国のかじ取りを担いたいとの覚悟は持っていた〉

 そう意気込んでいた。先の関係者が言う。

「現実的には、“お披露目”の色合いが濃く、当選は難しいでしょう。ただし小林さんには、現在の党には乏しい若さや勢いがある。新たに選出される総裁いかんにかかわらず、次の党役員人事で『政調会長にどうか』といった大抜てきの案が、早くも上がっています」

 雌伏を経た“若鷹”は、晴れて雄飛するというのだ。

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週刊新潮 2024年8月29日号掲載

特集「本命なき自民党総裁選の大暗闘」より

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