火薬を詰めた箱を背負って…「人間爆弾」となりアメリカ戦車に体当たりした日本兵たち #戦争の記憶

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「ありったけの地獄を集めた」といわれる沖縄戦。兵員の数はもちろん、武器弾薬や医療品、食料など物資の面でも米軍に圧倒されていた日本軍にとって、「勝てるはずのない戦争」なのは明らかだった。

 当時、積極的に行われていたのが米戦車をターゲットにした肉弾攻撃だ。日本兵は、それぞれ破甲爆雷(投げつけるか、直接、装甲に貼り付ける)を手に、あるいは急造爆雷(木の箱に火薬を詰めたもの)を背負って敵軍に立ち向かったものの……。

※本記事は、浜田哲二氏、浜田律子氏による著書『ずっと、ずっと帰りを待っていました 「沖縄戦」指揮官と遺族の往復書簡』より一部を抜粋・再編集してお届けする。...

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