「サマソニ」が「アイドル祭り」に…音楽フェスで「洋楽離れ」が深刻、伝説の歌姫登場も目立った空席

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単独公演を優先

 それでも、米人気歌手のブルーノ・マーズは今年1月に東京ドームで7days公演、同じくテイラー・スウィフトが2月に東京ドーム4日連続の来日公演を行っている。ほかに米歌手のビリー・ジョエルやエド・シーラン、クィーン+アダム・ランバートも同所で来日公演を開催した。

 海外アーティストに詳しいレコード会社関係者がこう話す。

「特定の世界的スーパースターが人気を集めるのは当然です。ただ、このような別格の大物は収益性の高い単独公演を優先するので、サマソニのような各種音楽フェスティバルに出演する可能性は低いです。今年4月にアメリカのカリフォルニア州で開催された世界最大級の野外音楽フェスであるコーチェラ・フェスティバルも、チケットが余ってしまったと聞きました。出演料や機材、スタッフなどコスト高騰を背景に、音楽フェスの主催者は出演者のラインナップにますます苦労するのではないでしょうか」

 洋楽系の音楽フェスは曲がり角に来ているのかもしれない。

(※1)出典:billboard JAPAN Special『洋楽が聴かれなくなった? “JAPAN Hot 100”チャートイン楽曲の国別構成』https://www.billboard-japan.com/special/detail/4382

デイリー新潮編集部

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