今日から広島との首位攻防3連戦、その前に「エッ、おかしい」と首をかしげた18日DeNA戦での大勢起用【柴田勲のコラム】

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絶対に目が離せない3連戦

 エリエ・ヘルナンデスが左手首を骨折して戦線を離れたが、新外国人選手、ココ・モンテス内野手が頑張っている。

 外野守備にも挑戦している。打撃面にしても大きな穴がない。なかなか三振しないし、勝負強いタイプだと思う。3番に座り、定着しそうだ。

 ヘルナンデスがあんなことになって残念だが、モンテスが思った以上の活躍をしている。救いだし、今後のキーマンに浮上する可能性だってある。

 20日からの広島3連戦は山崎、グリフィン、戸郷の表3本柱か。広島は森下暢仁、床田寛樹、アドゥワ誠の順番だろう。まあ、3タテはないと思うのだが、7月30日から8月1日の阪神3連戦(甲子園)を先発したこの三人で食らっている。

 なにが起こるか分からない。この3連戦から絶対に目が離せない。

(成績などは19日現在)

柴田 勲(しばた・いさお)
1944年2月8日生まれ。神奈川県・横浜市出身。法政二高時代はエースで5番。60年夏、61年センバツで甲子園連覇を達成し、62年に巨人に投手で入団。外野手転向後は甘いマスクと赤い手袋をトレードマークに俊足堅守の日本人初スイッチヒッターとして巨人のV9を支えた。主に1番を任され、盗塁王6回、通算579盗塁はNPB歴代3位でセ・リーグ記録。80年の巨人在籍中に2000本安打を達成した。入団当初の背番号は「12」だったが、70年から「7」に変更、王貞治の「1」、長嶋茂雄の「3」とともに野球ファン憧れの番号となった。現在、日本プロ野球名球会理事を務める。

デイリー新潮編集部

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