〈父娘で“プレイ”の練習〉、〈眼球を瓶に入れ「私の作品見て!」〉【ススキノ首切断】初公判、娘の“奴隷”となった実母が目にした「地獄絵図」【スクープその後】

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避妊具をつけないまま…

 2023年、札幌で発生した「ススキノ切断遺体事件」。この事件をめぐっては田村瑠奈被告(30)と、その父親で精神科医の田村修被告(60)、さらに母親の無職・田村浩子被告(61)が逮捕、起訴されている。浩子被告の公判は6月から始まり、7月1日に開かれた2回目の公判には証人として修被告が出廷。瑠奈被告を自分が追い詰めてはいけないと考え、頭部を持ち帰るなどの“奇行”をとがめることができなかったと明かした。弁護側は、瑠奈被告のさらなる“奇行”に関する主張を続けているが、その内容にある疑惑が――。

(以下、デイリー新潮2024年6月11日配信記事をもとに加筆・修正しました。日付や年齢、肩書などは当時のままです。)」

【前編】〈「奴隷の立場をわきまえて…」田村瑠奈被告にひれ伏した“実母”の初公判…“瑠奈ファースト”のおぞましい実態とは〉からの続き

 そして昨年5月。瑠奈被告は「ドライバーさん」の運転で赴いたクラブで、のちに頭部を切断されることになる男性と出会い、トラブルとなる。検察側冒頭陳述によれば、

「瑠奈と、女装していた被害者は、クラブで抱き合い接吻するなどしており、瑠奈は修に『2人でカラオケに行く』と言っていたが、実際はホテルに行き」(検察側冒頭陳述)、行為に及んだ。瑠奈被告はホテルを出て修被告と合流し、被害者が避妊具をつけないまま行為に及ばれたことを伝えた。瑠奈被告は「憤慨しており、妊娠や性感染症のリスクを訴えていたため修の運転でクリニックへ行き緊急避妊薬を処方してもらった」(同)

「(浩子被告が)2人から聞いたのは『女からカラオケに誘われてついていくと、ホテルに連れて行かれて、女だと思っていたのがおじさんだった。ゴムをつけてないことを指摘したら誤魔化された。修にクリニックに連れて行ってもらいアフターピルを処方してもらった』ということだった」(同)

 瑠奈被告は、行為自体は同意しており、短時間の間に被害者と4~5回したが、最後の行為で被害者が避妊をせず、「これに瑠奈被告は落ち込んでいた」(同)

 双方の冒頭陳述は瑠奈被告が男性を“女性だと思っていたのか、男性だと思っていたのか”が判然としない。さらに、その後の経緯についても食い違いがある。

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