療養中にパリ五輪観戦で物議のフジ・渡邊渚アナ 批判を招く理由は「過剰な警戒心」か

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「友達少なそう」と言われる渡邊アナ 先を読みすぎる過剰な警戒心がアダに?

 昨年書かれたエッセイによると、渡邊アナは「友達がいなさそう、少なそう」とよく言われるという。言う方も言う方だが、そんなことを何度も言われる大人も珍しい。ただそれだけ、渡邊アナには人を遠ざけるような何かを感じさせるということなのだろう。

「めざましテレビ」や「ぽかぽか」など、有名番組の曜日担当を任され、看板アナへの道筋ができていた渡邊アナ。でも志半ばで病に倒れたことで、人気どころか戦力外という批判が増すかもしれないという、不安や焦りが募ってしまったのではないだろうか。渡邊アナの闘病インスタには、先の先を読みすぎる頭の良さと、だから出す情報は徹底して吟味するという頑固さがうかがえるのだ。

 女子アナとして復帰するためには、世間から忘れられないことが大事。でもたたかれたくはないから、社会的強者の女子アナというより、弱い病人だという印象を前面に出す。ただし病名は絶対に言わない。余計なお世話コメントを引き寄せるから。渡邊アナは、そうやってさまざまなシミュレーションをしていたのかもしれない。

 今回、SNSで語ることなく五輪観戦に行ったのも、療養中に行くことの是非が問われることになると分かっていたからではないか。でもその強すぎる警戒心によって、かえって世間の耳目を集めてしまった。ずっと心配していた相手が、なぜだかパリで五輪をエンジョイしている姿を見て、複雑な気持ちを抱いた人が少なからずいたために、大きな波紋を呼ぶこととなったのだ。

 報道を受けて渡邊アナは、「最後のチャンスだと思って」「会社にも報告」したうえで、現地入りしたとインスタを更新。

 療養と言いつつ海外イベントには行きたがる面の皮の厚い女ではなく、今後の仕事に生かそうと、バレーボールの試合を観戦しに行きました。わずかな回復期さえ自分の将来を見定めるために使った健気な職業人なんです――自分のイメージをそう軌道修正することで、批判の芽を摘もうとした格好だ。変に卑下したりせず、あっけらかんとした説明には、打算などなく無心で会場に向かったという姿勢が貫かれている。抜かりがないというか、やっぱりとても頭がいい人なのだと確信した。

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