甲子園の“判官贔屓”は今年も…金足農のミラクルを期待する「異様な空気」 “アウェー”となった西日本短大付の監督は何を感じたか?
甲子園には、時にきまぐれな“風”が吹く。「テレビでは今まで見てきましたが、こういうことなんだな、と」西日本短大付・西村慎太郎監督は、その初体験となる“アウェーの空気感”を、こんな言葉で表現してくれた。判官贔屓、というフレーズでまとめるのが、一番分かりやすいのかもしれない。【喜瀬雅則/スポーツライター】
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金足農との1回戦。西短付のエース・村上太一のテンポある投球は、8回まで被安打4の無失点という快投。打線も、2018年夏に「カナノウ旋風」を巻き起こし、準優勝に導いた右腕・吉田輝星(現オリックス)の実弟、2年生右腕の吉田大輝を攻め立て、8回までに6得点。...