視聴率低迷「フジテレビ」が「新しい地図」と「Snow Man」を積極起用 狙いは各局が頭を悩ませる“ヒットの新指標”

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名参謀も報われた?

「新しい地図」の3人は、旧ジャニ時代にはまったく接点がなかったABEMAとタッグを組んだのを皮切りに、X(旧ツイッター)、インスタグラムなど、SNSで積極的に情報を発信してきた。俳優業をベースに、映画・舞台の仕事をこなし、香取はアート作品の制作にも注力した。中でも、草なぎは主演映画「ミッドナイトスワン」(20年)の好演で、「日本アカデミー賞」最優秀主演賞など、映画賞を総なめにした。

 さらに、全国各地で3人そろってのファンミーティングイベントをこなし、「新しい地図」としてのオリジナル楽曲を発表。今月22日午前0時からは、草なぎと香取からなるユニット・SingTuyoの新曲「眩しい未来」、稲垣のソロ新曲「SEASONS」の2曲の配信がスタートする。

「3人は滞りなく地道な活動を続けてきました。もともとSMAP時代は、木村拓哉と中居正広が3人をリードする形で売れていました。3人になってからは、焦らずにマイペースで得意分野を磨き続けたことで、タレントとしてのポテンシャルを高めました。かつてSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』を放送していた縁もあり、フジは『新しい地図』を積極的に起用し始めたのです。香取は来春に主演ドラマの企画が進んでいるといいます。この背景には、ジャニーズ帝国の崩壊も影響しており、フジは旧ジャニを退所した山下智久や錦戸亮も起用し始めました。その一方で、ちゃっかりSnow Manも重用。見事に両立していますね。もっとも、長期低迷を打破するには、やっぱり旧ジャニタレントの人気・影響力は無視できないということなのでしょうか」(同)

 そして、「新しい地図」を率いる“名参謀”もようやく報われたようだ。

「3人を率いるのは元SMAPのチーフマネジャーだった飯島三智氏。16年の年明けに勃発したSMAPの解散・独立騒動の責任を取らされる形で旧ジャニを追われましたが、手塩にかけた3人とともに歩むことを決意しました。これまで自ら築いた独自の人脈で、旧ジャニでは取れないようなCMクライアントとの契約を成立させるなど、3人を支えてきました。かつての飯島氏は、SMAPという絶大な権力を握っていたため、強面として知られていましたが、今や、すっかり丸くなり、まるで人が変わったようです。波瀾万丈でしたが、ようやく穏やかな胸中に落ち着いているのでは」(ベテラン芸能記者)

デイリー新潮編集部

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