視聴率低迷「フジテレビ」が「新しい地図」と「Snow Man」を積極起用 狙いは各局が頭を悩ませる“ヒットの新指標”

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「新しい地図」の3人がフジに出演

 2017年9月に旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP)を退所し、共同プロジェクト「新しい地図」として活動している元SMAPの稲垣吾郎(50)、草なぎ剛(50)、香取慎吾(47)が、フジテレビで相次いで特番起用された。

 草なぎは、人気力士が総出演した同15日のバラエティー特番「大相撲部屋対抗!大食い&歌うまバトル」で、16年4月の「草なぎ剛のがんばった大賞」以来、8年4カ月ぶりにバラエティー番組のMCを務めた。2000年放送の日本テレビ系ドラマ「フードファイト」で大食いファイターを演じ、今や大のギター好きとしても知られる草なぎなので、「大食い」と「歌」をフィーチャーした番組のMCに起用されたという。

「もともとフジテレビは、毎年2月開催の『大相撲トーナメント』を主催・中継するなど、民放キー局の中では相撲協会に食い込んでいます。最近はチケットの売れ行きも好調とあって、相撲ファンが視聴するのを見越しての特番です。特技が歌唱&大食いの人気力士たちが集結して一門別の対抗戦を繰り広げますが、草なぎさんはこれまで相撲と接点がないだけに、意外なキャスティングでした」(スポーツ紙相撲担当記者)

 視聴率は世帯平均で4・6%だった。フジの同時間帯の前4週平均は4・5%なので、まずまずといったところか。

 また香取は、毎年恒例のオムニバス形式のホラーエンターテインメント「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル(以下、ほん怖)」(17日放送)内のドラマに主演。「ほん怖」への初出演&初主演となった。

 香取は、《怖いものが苦手で。実はこの『ほん怖』も、一度も見たことがないんですよ、稲垣吾郎がやってる番組なのに(笑)。そんな、一度も見たことがないことを公言している香取慎吾に、よくぞオファーをしてくれたなと、びっくりしています(笑)》とコメントを寄せている。

「今回の『新しい地図』メンバーの起用と同時に気になることがあります。かつてフジは社長会見で担当役員が、旧ジャニーズ事務所所属タレントについて、『新規のレギュラーでの起用を見送る』と明言しました。ところが、気づいたら旧ジャニの中でも、Snow Manのメンバーを重用しているのです」(放送担当記者)

 まず、看板ドラマ枠「月9」で放送中の「海のはじまり」で目黒蓮(27)が主演、自局製作の人気コミックの実写化映画「赤羽骨子のボディガード」では、ラウール(21)が主演している。開催中の毎年恒例の夏のイベント企画「お台場冒険王2024」のイメージキャラクターに抜てきされたのは、同局のバラエティー番組「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」から誕生した、向井康二(30)が扮するマッサマン。向井はカンテレ制作の同局の月10ドラマ「マウンテンドクター」にも出演中だ。

 ここにきて起用が相次ぐ背景にはなにがあるのか?

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