40年以上のヒット曲なしは「理想の売れ方」 スターダスト☆レビューが歩む“音楽で生きる道”

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何にも代えがたき仲間、林“VOH”紀勝

 バンドのパーカッション、ボーカル、コーラス担当の林“VOH”紀勝が昨年、咽頭がんを公表し、声帯を切除する手術を受けた。咽頭がんは一昨年8月に発覚、一昨年10月から1年半以上かけて行われてきたツアーは休業し、自身の回復に専念してきた。

 そんな林が今年5月に福島県郡山市で行われたツアーファイナルに姿を見せ、満員の観客から万雷の拍手を受けた。当初は林からのメッセージを映像で流すことを予定していたが、体調が一進一退する中で、郡山の会場を訪れ、終演後にステージに上がってきた林の姿を見て、根本は「嬉しすぎてして全身の力が抜けた」と回想する。

「ツアー中に何度もメールをしながら、思い切って最終日の郡山に誘ってみました。体調が良ければ行きたいと言ってくれたけど、やっぱり難しいかなと思っていたんです。ここ最近、KANちゃん(2023年11月死去)やチンペイさん(谷村新司、2023年10月死去)のこともあったので、ステージ袖から歩いてくるアイツ(林)を見たら、ただただ生きててくれて良かったと涙があふれてきました」

 必死にリハビリに取り組む林を見て、新たな力を得たスタレビ。どんな形でも再びメンバーが揃って、また新たなスタレビの魅力をいかんなく発揮することになろう。

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 まだまだ前進を続けるスタレビ。第1回【3~4組のバンドを掛け持ち、ルール全無視でコンテスト受賞… 根本要が語る「スターダスト☆レビュー」デビューまでの歩み】では、10代の頃から才能を発揮していたエピソードなどを語っている。

デイリー新潮編集部

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