「男性の体臭」批判で炎上のフリーアナ オフィスで深刻化する「香害」問題
いささか過剰に反応したか
実はフワちゃんの件と比べると、そう大きな炎上にはなっていないのだが、被害が事務所全体に及ぶような類焼を招く事態となったら一大事と考え、事務所側がいささか過剰に反応したのかもしれない。
今回のポストについて川口さんは、こう綴って謝罪した。
《この度は私の不用意な発言で不快にさせ、傷つけてしまった方が多くいたこと、大変反省しております。言葉を扱う仕事をしている者として未熟でした。以後、言葉で誰かを傷つけてしまうことがないように精進してまいります。本当に申し訳ございませんでした》
問題のポストはすでに削除されているため、現在見られる1つ前のポストは、
《札幌と東京でそれぞれアナウンスのお仕事が決まり嬉しいな。イベント企画の仕事では逆に登壇候補者を決めたり、運営側に回ることもあれば表に立つこともあって、毎日ほんとに暇なしで飽きることないくらい仕事が楽しい。東京にいると新しい出会いが沢山あってそれもまた刺激になる》
といったもので、その落差が生々しさを感じさせる。
オフィスでは深刻に
「謝罪のポスト自体は彼女の気持ちが素直に出ているように感じられて、悪くないと思いました。契約解除という判断への批判もあるようですが、契約に関することは全く見えないので何とも言えないですね。ただ、臭いに関する問題は例えばオフィスではかなり深刻なものになっていると耳にしますね。タバコや香水、柔軟剤、シャツなどの生乾き、息や身体の臭いがひどいから何とかならないかというやり取りがしょっちゅう交わされているようです。タバコはまだしも、“あなたに対してこういう指摘があるよ”というのもオフィスで言いづらく、現場はギクシャクする部分もあるようです」(同)
そういった前提を踏まえ、スメルハラスメントなど、臭いに関する問題がかなり浮上してきているので対策を……といった提案型の投稿ならここまで炎上しなかったのかもしれない。皮肉にも、今回の件で知名度は抜群に上ったうえ、解雇はやり過ぎとの同情論も出てきている。これを良い転機とできるかどうか。