「ケトン食」に「クエン酸治療」… 「がん難民」の新たな選択肢「がん共存療法」の効果は? 自らもステージ4の緩和ケア医が実践

ドクター新潮 ライフ

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 ステージ4のがんに侵された緩和ケア医の山崎章郎氏が思索の末にたどり着いた「がん共存療法」。その臨床試験が始まって2年目となった。腫瘍に変化は? QOLは改善したのか? 『病院で死ぬということ』で現代医療に一石を投じた山崎氏自身が、経過を記した。

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 肺に多発転移のあるステージ4の大腸がんになって、2024年5月で6年目に入った。幸い5月のCT検査では、転移病巣は縮小状態を維持している。体調も良好であり、もうしばらくは頑張れそうだ。...

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