「1機撃墜500ドル」で戦争を請け負った「空の傭兵部隊」のすご腕ボス

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 アメリカ軍の腕利きの操縦士だった男は、軍隊組織と反りが合わず退役。しかし軍事顧問として赴いた中国で、空の傭兵部隊「フライング・タイガース」を組織し、日本軍相手に大活躍する。

 ベストセラー『独ソ戦』の著者として知られる大木毅さんは、新刊『決断の太平洋戦史 「指揮統帥文化」からみた軍人たち』で、日米英12人の指揮官たちについて、その決断の背後に潜む「教育」や「組織文化」、「人材登用システム」に着目して論じている。同書で取り上げられた一人が、米国軍人でありながら、中国で傭兵部隊を指揮したクレア・L・シェンノートだ。...

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