「あなたをどうかして守りたいけどなあ」…絶望に襲われた1944年の日本、“ふつうの日本人”が残した「切なくもいじらしい言葉」

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 もし、太平洋戦争の時代にもSNSがあったら、人々は何をつぶやいたのだろうか――そんな発想をもとに4年前から始まったのが、NHKのドキュメンタリーシリーズ「新・ドキュメント太平洋戦争」だ。主婦、鉄道員、学生など、戦時下を生きた市井の人々の日記や手紙=「エゴドキュメント」を収集し、そこに記された言葉をもとに、開戦から終戦までの3年8か月をたどっていく。第4集となる今年は、市民の犠牲が急増した1944年に焦点を当てる。音楽、ファッション、恋……。現代と変わらぬ姿の若者が遺した「最期の言葉」に、耳を傾けてほしい(番組は8月15日(木)19時30分からNHK総合で放送される。...

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