「滝クリのストップ」「上川の後退」「石破と河野の人望問題」 それぞれの自民党総裁

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「小石河」は

 同じ女性の高市早苗経済安保相、野田聖子・元少子化担当相はどうか。

「いずれも出馬に前向きで高市氏は推薦人20人を確保したとされる一方、野田氏はその確保を進めているところとのことでした」(同)

 国民の間で人気が高く、前回の総裁選で連携・共闘した「小石河」と称される小泉進次郎元環境相、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相の動きについては……。

「前回のように共闘ということにはならないのではと見られています。石破氏が今回チャレンジすれば5度目になるわけですが、これまで同様に党内での人気が低い。出たいという思いは強いようですが、推薦人も菅義偉前首相や二階俊博元幹事長から借りてこないと自前で立てるのは難しいとの見方も。同様に河野氏も何としてでも出たいが党内の支持が広がっていないタイプ。背に腹は代えられないと、これまで旗印としてきた脱原発を修正したほどです。麻生派所属ですが所属議員とは距離があり、同じ神奈川県選出の菅氏を後ろ盾としてきましたが、菅氏が河野氏に一本化しようという動きは見られません」(同)

進次郎と滝クリ

「小石河」の最後の1人、小泉氏はどうか。

「子育てにかなりの時間を割いているようで、妻の滝川クリステルさんから“今は総裁選よりも子育て”と言われているとのこと。いずれ首相になることは自他ともに認めるところですし、滝川さんも将来のファーストレディを見据え、意識していると聞いています。それだけに力をつけ、しかるべきタイミングでという思いが強そうです」(同)

 出馬の可能性はゼロではないものの、首相官邸を共にサプライズで訪問して結婚を明らかにした過去があるだけに「見せ方」や「タイミング」には人一倍注意を払っていると言えるだろう。

 ということで現時点では本命候補は見当たらず、1周回って「岸田首相再選」の可能性がこれまでより少しだけ上昇しているとの声もあるようだ。

デイリー新潮編集部

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