埼玉県さいたま市が「さいコイン」導入 デジタル地域通貨の“300億円流出”問題を防げるか
政令指定都市としては全国初
お金の「流出」を防ぎ、地域活性化へ貢献できるのか――。
7月31日、埼玉県さいたま市が全国の政令指定都市として初めて、デジタル地域通貨「さいコイン」の発行をスタートした。
仕組みはこうだ。さいたま市と地元企業などが出資して、事業主体となる地域商社「つなぐ」を設立し、スマートフォン用アプリを開発。利用者はアプリをダウンロードして、銀行口座やクレジットカードからお金をチャージすれば、市内の加盟店でQRコードを示して使える。利用は市外在住者も可能だ。...