カマラ・ハリス副大統領は石丸伸二氏そっくり? 意外にもトランプと大接戦の理由とは
暗殺未遂で「もしトラ」が現実になりそうと思いきや、そうは問屋が卸さない。新たな候補者誕生で米国の大統領選挙は大接戦。ニューカマーの素顔は意外にも、日本で話題となった「あの候補」にも似ているとか。
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まさかの逆転劇があるかも――。そう思わせるほどのデッド・ヒートが起こっているという。共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)の対抗馬として、民主党が擁立したのはバイデン政権の副大統領を務めるカマラ・ハリス氏(59)。各種世論調査でも、両者は2ポイント程度の差で拮抗し、彼女は出馬表明から1週間で約300億円もの献金を集めるほどの人気ぶりだという。
ジャマイカ系の父とインド系の母の間に生まれた彼女は、サンフランシスコの地方検事からカリフォルニア州司法長官を経て、アフリカ系アメリカ人女性としては2人目の連邦上院議員となった。司法界でエリート街道を歩み、現政権で副大統領に就任。ボスの“非常事態”で大統領候補に抜てきされたわけだが、日本人にとってはなじみが薄いというのが正直なところ。政治家としての実績も聞こえてこないが、どんな人物なのか。
「石丸候補にそっくり」
「前回の大統領選でもハリス氏は民主党内で名乗りを上げましたが、早々に撤退しています。選挙スタッフが次々に辞めて寄付金も集まらなかったそうです」
と話すのは、米国政治外交が専門で同志社大学大学院准教授の三牧聖子氏。
「パワハラと呼ぶのか厳しい指導というのか、司法長官時代や副大統領を務める現在も、少なからぬスタッフが辞めています。トランプ氏を問い詰める検事スタイルはサマになっても、チームワークに問題アリと指摘されているのです。またハリスは副大統領としてメキシコからの不法移民問題を任されていましたが、長らく現場への視察にも行かず、中南米の国々との交渉も不発でした。増加する不法移民は大統領選の最大の争点の一つとなっており、彼女のアキレス腱となっています。ハリス支持はSNSを中心に若者の間で盛り上がりを見せていますが、もう少し落ち着いてから判断する必要があります」
国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏はこうも言う。
「SNSを使ったPR方法を見ても、“私は若者の味方だから投票に行こう”といった呼びかけをしていますが、それ自体に中身がなく、都知事選の石丸伸二候補にそっくりだといえます。短期決戦には向いていても、長期戦ではボロが出て、人気が落ちるタイプでは」
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