ブラックマンデー以上の下落! 「岸田官邸」は日経平均株価の暴落をどう見ていたのか

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割と冷静に見ていた

「日銀の今回の判断について、こういった政権幹部の発言が“圧”となって影響したのではないかといった指摘もあります。これまで同様、その実態が明かされることはないのでしょうが、ここまで株が暴落した後だと、政権幹部の発言は“センスないね”と言われても仕方ない面はありますね」(同)

 ところで、今回の暴落を岸田官邸はどう見ていたのか。

「岸田首相や官邸幹部は割と冷静に見ていたと聞きました。日銀の発表から一時的に20%弱下落したすべてを短期間で取り戻すのは難しいとしても、ある程度は反発するだろうというところでしょうかね。それでも、ここまでの急な動きが想定内だったということではないでしょうが」

 と、政治部デスク。

「ただ、焦ってはいなかったとはいえ、岸田官邸の打ち出してきた政策の中で、投資に重点を置いた“インベスト・イン・キシダ”(岸田に投資を)路線はポイントを重ねてきた数少ないものだったので、それについては“一旦つまずいた”との評価を受ける可能性がありますね」(同)

 市場関係者の間では日銀は当面、金利を上げられないだろうと語られているという。

デイリー新潮編集部

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