テレビから消えた「アンゴラ村長」がグラビアで“復活” 女性芸人が解放された「暗黙のルール」とは

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等身大の姿が人気

 8月2日、お笑いコンビ・にゃんこスターのアンゴラ村長が自身のインスタグラムにて、5月発売のデジタル写真集『151センチ、48キロ』(講談社)が1万ダウンロードを突破したことを報告した。

「DMMブックスの発売1カ月の売り上げが2024年上半期トップ!さらに歴代のデジタル写真集の中でも2位とのことです!」と、存外の大ヒットに喜びの言葉を述べていた。

 にゃんこスターは、アンゴラ村長とスーパー3助の2人から成る男女コンビ。2017年に「キングオブコント」で準優勝を果たしたことで一躍有名になった。しかし、その後は勢いも衰えてしまい、テレビで姿を見かける機会も少なくなっていた。

 そんな中で、アンゴラ村長がデジタル写真集をリリースしたところ、異例の大ヒットを記録した。「151センチ、48キロ」という太りすぎでも痩せすぎでもない標準体型の彼女が、等身大の飾らない姿を見せているところが人気の秘密だと言われている。

 女性芸人でグラビアに挑戦しているのはアンゴラ村長だけではない。最近、そこに続々と参入する人が出てきている。

 たとえば、ギャル芸人として知られるぱーてぃーちゃんの信子は、2023年に『FRIDAY』(講談社)のグラビアページで大胆なランジェリー姿を見せた。2024年にはデジタル写真集『抱いて・・・』(集英社)が発売された。

 また、コントユニットのダウ90000に所属する吉原怜那も『FRIDAY』でグラビアに挑み、デジタル写真集がリリースされた。親子コンビ・完熟フレッシュの池田レイラも『週刊プレイボーイ』で水着グラビアを披露していた。

 なぜここまで女性芸人のグラビア進出が増えているのだろうか。その理由はいくつか考えられる。

 1つは、グラビア業界全体の構造的変化である。グラビアの世界では、一昔前まではグラビアアイドル(グラドル)と呼ばれる専業の女性タレントが活躍していた。だが、そこにアイドル、モデル、コスプレイヤーなど他業種の参入が増えてきて、市場全体が大きく変わった。そんな中で、新たな他業種グラドルとして女性芸人が求められるようになったのだ。

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