釣り具を修理していたら遅れて… 日航ジャンボ機墜落 搭乗をキャンセル、“死神から逃れた”5人が「その後の人生」を語った
「日航機」御巣鷹山墜落 死神から間一髪逃れた「キャンセル・リスト」の後半生(1)
1985年8月12日、群馬県にある御巣鷹の尾根に日航ジャンボ機が墜落した。520人が犠牲になった一方、さまざまな事情で同便への搭乗をキャンセルした人々もいる。以下は“死神から逃れた”5名の当事者が語った、「その後の人生」である。
【(1)~(3)の(1)】(「週刊新潮」2015年8月25日号別冊記事の再掲載です。文中の年齢等は掲載当時のものです)
***
その日、釣りライターの大西満(75)が経験したことを「運」の一言で片付けられようか。なにしろ何度振り切っても、死神は先回りするように彼の元を訪れたのだ。...