「ポップで可愛い」→「ガールクラッシュ」 電撃イメチェンのNiziUに何が起こっているのか

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来年、TWICEが再々契約

 今回のNiziUのガルクラ系進出について、レコード会社関係者がこう話す。

「JYPは来年、TWICEの再々契約が控えています。メンバーの結束は固いですが、ナヨン、ジヒョ、ツウィがソロデビューし、日本人メンバーのミナ、サナ、モモは『MISAMO』として個別活動を始めました。予想されるTWICEの活動休止に備えて、NiziUの振り幅を広げてグローバル市場を狙う必要があったのでしょう。ガルクラ系のコンセプトを加えることで、男性ファンよりグッズの購入に熱心な女性ファンを新たに引き込む作戦です」

 NiziUの「RISE UP」はTVアニメ「神之塔-Tower of God- 王子の帰還」 のオープニングテーマで、収録曲「BELIEVE」も同アニメのエンディングテーマとなっている。今回のガルクラ路線は世界的な大ヒットを記録している同アニメの原作漫画の世界観を取り入れており、英語版や韓国語版も出荷されている。

 今後の活動としては、8月31日にHARD OFF ECO スタジアム新潟での「⾳楽と髭達2024-END OF SUMMER-」に出演し、翌9月1日には東京・調布の味の素スタジアムで開催されるエイベックス主催の夏フェスa-nationに初参加。同17、18日に千葉・ZOZOマリンスタジアムでコンサート。さらには、11月23日の福井からスタートする初のウィンターツアーを全国8都市計18公演で行うという目まぐるしいスケジュールが組まれている。

「NiziUは華々しいデビューを飾りましたが、K-POP第4世代や日本では坂道系など多くのガールズグループが乱立する中、存在感が薄くなった時期もあります。ただ、全国ツアーやコンサートは盛況で、東京ドーム公演も実現させました。今回の『RISE UP』は新たな女性ファンとアニメファンの両方を狙ったチャレンジ曲で、予想以上の反響を得ています。実はライブではメンバーのリマ、マユカが強烈なラップを放ったり、他のメンバーも強烈なダンスブレイクを披露したり、ガルクラ系の演出は多数ありました。今後は、単独で味の素スタジアムや日産スタジアムなどの巨大スタジアム公演に進出できるかがカギですね」(前出の音楽ライター)

 ガルクラ路線を続けるのかどうかは今後を注視するしかないが、振り幅の拡大でTWICEのように世界市場を狙えるのか――。

デイリー新潮編集部

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