谷亮子が語った「代表監督就任への意欲」 日本初の女性監督が誕生? 本人は「依頼があれば」
金9銀2銅1と大豊作だった東京五輪から一転、パリ五輪は金3銀2銅3と一敗地にまみれた日本柔道。5大会連続でメダルを獲得した“ヤワラちゃん”こと谷亮子氏(48)はどう見たか。
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まず、堅調だった男子陣で印象に残った選手は、
「81キロ級史上初の連覇を達成した永瀬貴規選手(30)。連覇って本当に難しいので。前回王者は他の選手から研究されるし、プレッシャーも大きい。そんな中、永瀬選手は冷静沈着な試合運びで、不安な要素がなく、安心して見ていました。1回戦で、組みながら足をパンってかけたシーンがあるんですが、あれで私は彼の優勝を確信しましたね。相手に大きなインパクトを与える上、自分が攻めていけるきっかけになるので、私もよくやっていたんです」
「リネール選手に勝てるあと一歩まできている」
谷氏同様に五輪連覇した斉藤仁氏の息子で、100キロ超級の斉藤立(たつる・22)は、柔道界初の“親子で金”を期待されるもメダルを逃した。
「私もシドニーで斉藤先生にすごく励まされました。偉大な柔道家です。そんな父を持ち、DNAを引き継いでいる立選手の柔道には、多くの人が期待しています」
団体戦決勝でも、フランスの英雄、リネールに2度も一本負けを喫した。が、
「リネール選手に勝てる本当にあと一歩のところまできている。次は、お父さんが金メダルを取ったロサンゼルスで頑張ってほしい」
獲得メダル数が東京大会の6から過去最少の2に激減した女子については、
「全員メダル候補に挙がっていました。でも、五輪は4年に1度という他の国際大会とは違う特別なところだと感じたと思います」
唯一の金は角田夏実(32)。日本勢の48キロ級制覇は、谷氏以来20年ぶりだった。
「素晴らしい活躍でした。最軽量の48キロ級は、スピード、技術、パワー、そしてハートの強さも必要になります。団体戦では上の階級の選手にも勝ちましたから、52キロ級や57キロ級でも頂点を目指せるでしょう」
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