浪曲から初めての快挙! 二代目京山幸枝若が「人間国宝」に “冬の時代”乗り越え「日本中の人に浪曲を知ってもらいたい」

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 演芸の世界から、7人目の人間国宝が誕生した。大阪を拠点に活躍する浪曲師の二代目京山幸枝若(きょうやまこうしわか・70)だ。これまで落語、講談から名人たちがその栄誉に浴してきたが、浪曲からは初めての快挙である。

 在阪の演芸評論家が解説する。

「昨年は落語家の五街道雲助(76)が人間国宝に選出され、“次は関西から”との期待が高まっていた。28年前の桂米朝(故人)以来、2人目が出てへんからやね。落語家の有力候補は紫綬褒章や旭日小綬章を受けた桂文枝(81)がおるけど演じるのは古典ではなく新作ばかり。...

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