「エレベーターに汚物」「鍵穴に接着剤」浅田美代子本人が語った、隣人との訴訟トラブル
「静かだったマンションに急にいろんなことが起こったので、住民が怖がっています」
自身の住むマンションで起きたトラブルをこう語っていたのは女優・浅田美代子。
9日、NEWSポストセブンが報じたところによれば、このマンションを舞台とした民事訴訟で判決が下り、浅田側の立場であるマンションの管理組合側が勝訴したという。この裁判、一言で言えば「隣人トラブル」の一種なのだが、一体そこで何が起きていたのか。
週刊新潮ではトラブルが本格化した直後、浅田本人と訴えられた中国人男性、双方から話を聞いていた――以下、ご紹介しよう(週刊新潮 2022年8月11・18日号掲載記事を再構成しました)。
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東京・都心のビンテージマンションに住む浅田は、2021年9月に上梓した自伝『ひとりじめ』(文藝春秋)の中で、彼女の師であり親友でもあった故・樹木希林とそこを内見し、「美代ちゃん、ここを買おう」と勧められて購入したことを明かしている。
ところが、そのマンションの管理組合が、浅田の隣人を民事で訴えたことから、原告と被告双方が全面戦争の様相を呈しているのだ。
訴状によれば、被告となったのは中国出身の60代男性で、彼はマンションの地下駐車場の賃貸契約を結んでおらず、敷地内に勝手に自分の車を停めるなどの迷惑行為を繰り返した。そこで管理組合はレッカー車を呼び強制排除した上、防犯カメラの設置や警備員の配置で対処。それらに要した費用を被告に求めたものだ。
原告の訴えもむべなるかな、と読めるが、法廷の場に持ち込まれるとは、余程のことがあったに違いない。
「言葉が通じない中国人への差別」
そこで訴えられた当の男性に話を聞くと、
「普段はいい人ばかりなのに、浅田さんは有名人なので他の組合員に圧力をかけているとしか思えない。言葉が通じない中国人への差別だと感じて、抗議デモのつもりで3回、駐車場の入口と通路を車で塞ぎました」
と、実力行使は認めつつも、古美術の売買を生業にしているため、壊れやすく高価な品を運ぶのに車は必須だとして、こう続ける。
「このマンションは分譲当初、各戸に1台分の駐車スペースが割り当てられていたそうですが、私の部屋の前のオーナーが車を手放した際、そのスペースを浅田さんに譲った。以来、彼女は2台分使っていますが、最近になって規約書を読むと駐車場は共有部分ですが、私も区分所有の権利を持っていることが分かった。それで使わせてほしいと頼んだのに、組合で話し合いすらしてくれなかった。理事長と話したいと何回お願いしても会ってくれません。平等の権利を守るため裁判で徹底的に争います」
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