「六本木クラス」も吹き飛ばした「チープ」の声…視聴率急落の「スカイキャッスル」にV字回復シナリオ

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心の底を揺さぶるテーマ

 世帯視聴率も初回の9.6%から第3話にかけて7.0%へと落ち込みましたが、中盤からは主演の竹内涼真とヒロインを演じた平手友梨奈の独特のケミストリーや、看板メニューが原作とは違うから揚げになったことが面白がられて、視聴率は9%台に回復。後半にかけては、10%超えも3回ありました。『スカイキャッスル』も第3話以降、展開次第で視聴率が回復する可能性は十分にあると思います」(前出の放送ライター)

 確かに、「スカイキャッスル」には教育や受験、夫婦仲、他人の暮らしぶりへの嫉妬心など、視聴者の心の底を揺さぶるテーマがこれでもかと盛り込まれていて、一定数の視聴者をひきつけておけるかもしれない。今回の「スカイキャッスル」リメイクについてテレビ朝日関係者がこう明かす。

「監督の1人は『六本木クラス』の他にも、同局の看板ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズを手がけるなど、医療がからむドラマには欠かせないスタッフです。原作と比べると、人物相関図が簡略化されていて、分かりやすい。また、木村文乃演じる小説家も原作とは異なり、かなりの詮索好きな人物として描かれていますし、入試コーディネーターが元受験生からナイフで切りつけられる場面は日本オリジナルです。今後、原作を超えるようなさらにドロドロの展開を投げ込んできそうです」(同)

 初回は好調だった日本版「スカイキャッスル」。巻き返しなるか――。

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