【衝撃写真】夜の芝コースを疾走する乗用車に「同乗者の影」 前代未聞「競馬場侵入事件」を起こしたJRA21歳ジョッキーが「行方不明」に

スポーツ

  • ブックマーク

「飲酒より重たい冒涜行為」

 JRAは角田の処分と同時に、別の飲酒不祥事を公表した。角田が侵入事件を起こした数時間後の2日午前3時頃、松若風馬騎手(28)が滋賀県草津市内で自動車を運転中に物損事故を起こし、酒気帯び運転で立件されていたのだ。松若にも角田と同様、騎乗停止処分が下された。

 一見、刑事事件になった松若の方が重大そうな話に思えるが、記者は首を横に振る。

「もちろん社会的には飲酒運転の方が大問題ですが、我々競馬関係者から見れば、レースをする神聖な場を荒らした角田の方が罪深く感じます。競馬を冒涜したに等しい行為だからです」

 しかも話はこれで終わらないのだ。記者が続ける。

「角田は事件を起こした翌日の午前中にJRAから事情聴取を受けたのですが、それきり連絡が取れなくなっているのです」

JRAの回答

 いま競馬関係者の間で広まっているのは、角田が「電車と接触事故を起こしたのではないか」という情報だ。角田の処分が発表される1時間ほど前の2日午後3時過ぎ、札幌市内の駅構内で20代男性の死亡事故が発生しており、報道もされている。

 いま業界の誰もがこの件を話題にしており、記者会もJRAに説明を求め続けているが、

「いくら聞いても何も語ろうとしないので事実がはっきりしないのです。いずれにしろ角田が何らかの事件・事故に巻き込まれたのは間違いなさそうです。なぜならば親族も含めて誰も本人と連絡が取れないままだからです」(前出・記者)

 JRAに取材を申し込んだところ次のような回答だった。

1、電車事故に遭ったという話は事実か。
「承知しておりません」
2、本人と連絡を取れているのか。
「お答えすることはできません」
3、飲酒していた事実はないか。
「本人は飲酒していないと主張しています。侵入した理由については『花火大会を見たかった』と話しております」
4、同乗者はどういった人物なのか。
「同乗者は1名おりましたが、それ以上についてはお答えできません」

 角田は昨年5月にも、使用が禁止されている場でスマホを利用したとして他の若手騎手5人とともに30日間の騎乗停止処分を受けていた。

「角田の家は父親が調教師、兄もジョッキーという競馬一家です。スマホ事件で処分を受けたばかりなのに、またやらかしてしまった自責の念に苦しんでいたはず。早まったことをしていなければ良いのですが……」(同)

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。