柔道はなぜ「誤審ピック」に泣かされるのか…シドニーで「世紀の誤審」、ロンドンでは監督としても涙を呑んだ「篠原信一氏」の例も

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 第1回【「阿部詩」に続いて兄「一二三」も号泣…柔道“誤審ラッシュ”で問われる「外国人審判のレベル」 1984年のロス五輪から「常に問題視されてきた」】からの続き。80年代から90年代にかけて、日本のスポーツメディアは、柔道では外国人審判のレベルが低すぎる、との記事を掲載していた。(全2回の第2回)

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 こうした不安が日本人にとっては最悪のタイミングで現実のものになったのが、2000年のシドニー五輪だった。

 9月23日、男子100キロ超級の決勝戦が行われ、日本の篠原信一とフランスのダビド・ドイエが対戦した。...

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