「虎に翼」放送中なのに…来春スタート「あんぱん」が出演者を続々発表 ヒロイン・今田美桜が霞むほどの“豪華キャスト”とは

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「直近の第5弾では、柳井家の人々のキャスティングが発表されました。嵩の父親役は二宮和也、母親役は松嶋菜々子(50)、嵩の伯父役は竹野内豊(53)、その妻役には戸田菜穂(50)が起用されました。二宮は現在、放送中の日曜劇場『ブラックペアン』シーズン2(TBS)で高視聴率を上げている真っ最中です。このタイミングを逃したくなかったのか、素早い発表にプロデューサーの辣腕ぶりを感じました」

 北村も4月期の日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS)では主演の長谷川博己(47)に次ぐ弁護士役だった。その発表もドラマの放送中に行われたわけだ。

「二宮の妻を演じる松嶋といえば、1996年前期の朝ドラ『ひまわり』のヒロインはじめ、大河『利家とまつ~加賀百万石物語~』では主演というNHKの功労者。さらに、2021年4月期に竹野内が主演した『イチケイのカラス』(フジテレビ)は、月9ドラマとしては今のところ最後の平均視聴率10%超え作品で、映画化もされました。過去を振り返っても、『星の金貨』(日テレ)や『ビーチボーイズ』(フジ)、『義母と娘のブルース』(TBS)など、出演するドラマにハズレがありません。戸田も93年前期の朝ドラ『ええにょぼ』のヒロインで、今期の連ドラは『スカイキャッスル』(テレビ朝日)に出演中です」

 よくぞこれだけ集めたものだが、これだけではない。

「ふてほど」父娘の復活も

「第3弾では朝田家の人々のキャスティングが発表されました。のぶの父親役は加瀬亮(49)、母親役は江口のりこ(44)と実力も実績もある渋い配役。のぶは三姉妹の長女ですが、次女には今年1月期の『不適切にもほどがある!」(TBS)で大ブレイクした河合優実(23)。昨年、NHK-BSプレミアで放送され彼女の出世作『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』は、ご丁寧にも今、NHK総合で再放送中です。さらに、3女の原菜乃華(20)は昨年の大河『どうする家康』で千姫役、映画『ミステリと言う勿れ』でヒロインを務め、日本アカデミー賞新人賞を受賞した期待の若手です」

 さらに、のぶの祖父役には吉田鋼太郎(65)、祖母役には浅田美代子(68)……。

「そして『ふてほど』からは河合に加え、主演の阿部サダヲ(54)を風来坊のパン職人役で起用することが発表されました。『ふてほど』の父娘が朝ドラで蘇ることわけです」

 確かに、豪華なキャスティングだ。

「これほど豪華な朝ドラは19年前期、広瀬すず(26)がヒロインの『なつぞら』以来でしょう。第1作『娘と私』のヒロイン・北林早苗(80)はじめ、『おしん』の小林綾子(51)、『純ちゃんの応援歌』の山口智子(59)、そして『ひまわり』の松嶋など、多くの歴代ヒロインたちが出演しました。もっとも、『なつぞら』は朝ドラ第100作を記念したためで、今回の『あんぱん』のほうが出演者たちが持っている数字と話題性では上回っているように感じます」

 視聴率はどのくらい稼げるだろうか。

「20年前期の朝ドラ『エール』以来となる20%超を狙えるかもしれません。題材が母と子の国民的アニメ『アンパンマン』だけにキャストに力を入れたのでしょうが、ここまでくれば敵ながらあっぱれと言わざるを得ません」

デイリー新潮編集部

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