【甲子園開幕】炎天下のグラウンドは「死者が出てもおかしくない」…少年野球よりも遅れている高校野球の「酷暑対策」は変革できるか

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2022年から2部制を導入

 この夏もうだるような暑さが続き、気象庁からは連日、全国各地に熱中症警戒アラートが出されている。そんな中、7日に開幕を迎えたのが高校野球の夏の甲子園大会だ。近年は暑さのため外出を控えるよう呼びかけるテロップが映るテレビ画面の中で、高校生が炎天下で試合を繰り広げているというシュールな光景を目にすることも珍しくなくなった。今や、酷暑の中での開催の是非が議論になるところまでが「夏の風物詩」となった感がある。

 今大会では、日程の一部で試合を午前と夕方に分け、真昼の最も暑い時間帯を避ける「2部制」が導入されることになった。...

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