ベスト4進出ならず「大岩ジャパン」スペイン戦の敗因は「運のなさ」と“12人目の敵” 国際大会で勝ち抜くためには何が必要か
パリ五輪の男子サッカー・大岩ジャパンはグループリーグDを3戦全勝で突破したものの、日本時間3日の準々決勝では強敵スペインに0-3と完敗。目標に掲げていた56年ぶりのメダル獲得はベスト8で潰えた。【六川亨/サッカージャーナリスト】
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スコアこそ0-3と一方的だったが、立ち上がりは決して悪くなかった。日本のベースは4-1-2-3だが、スペインボールになるとインサイドハーフの三戸舜介が細谷真大と2トップを組む形で前線に上がってプレスを掛け、両サイドFWの斉藤光毅と山田楓喜はウイングバックとなる4-4-2でスペインのサイド攻撃を封じにかかった。...