独立後初舞台「黒木華」好調の裏に新マネージャー? 紹介したのはあの「仲良し女優」
大人計画の舞台「ふくすけ2024―歌舞伎町黙示録―」(東京・THEATER MILANO-Za/7月9日~8月4日)に、業界関係者がこぞって足を運んでいたという。本作は同劇団を主宰する松尾スズキの最高傑作とも言われ、今回は12年ぶり4度目の上演だった。中でも注目されていたのが、4月からフリーランスとなった黒木華(34)だ。
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1991年の初演では薬剤被害で生まれつき障害がある少年フクスケが主人公だったが、今回は阿部サダヲ演じる病院の警備員コオロギと、目が見えないコオロギの妻サカエ(黒木)を軸に物語は展開する。
業界関係者は言う。
「ダークな群像劇ですが、チケットは即完売。フクスケを演じる岸井ゆきの、ホスト命のフタバを演じる松本穂香、そしてサカエを演じる黒木の芝居は圧巻と言っていいでしょう。芸能事務所の幹部など多くの業界関係者が見に来ていました」
黒木は今年3月末をもって約13年所属した事務所「パパドゥ」を退社しフリーとなった。「ふくすけ2024」が独立後の初舞台となる。
「彼女は『マネージャーも見つかったので安心して芝居ができる』と周りに話していました。なんでも、新マネージャーは大手事務所に勤務経験のある女性で、仲の良い女優の吉田羊に紹介されたそうです」
黒木と吉田は、2012年の朝ドラ「純と愛」(NHK)で共演して以来、意気投合。写真誌に“中目黒デート”をスクープされたことがあるほどだ。
「朝ドラでは共演シーンがほとんどなかったそうですが、波長が合ったんでしょうね。以来、ドラマ『凪のお暇(いとま)』(TBS)や映画『イチケイのカラス』などで共演を重ねて仲を深めたようです」
吉田も18年末に約12年間所属した事務所を辞め、フリーランスになっている。
初の松尾演出
「黒木の独立には吉田からのアドバイスがあったのかもしれません。当時は円満退社と報じられていましたが、実際はそれほどでもなかったという声もあります。彼女が映画に出演すれば、何かしらの賞がついてくるほどの演技派女優として売れていますが、それでもかなり長い期間、給料制だったと聞きますから、吉田に相談もしたのでしょう」
晴れてフリーとなって舞台に上がったということか。
「もともと野田秀樹さんや蜷川幸雄さんなどの舞台で鍛えられていますから、松尾さんの演出で大人計画の面々と同じ舞台に立てることを喜んでいるようです」
黒木の夫役を演じる阿部は、エンタメ系ニュースサイトのインタビューで黒木の印象を次のように語っている。
《阿部:面白いですね。楽しい人です。黒木さんは、舞台で松尾さんの演出を受けるのが初めてなんですよ。とにかく直球で受け取っていて「やるぞ!」という気合が入っているのか、この前も、稽古場で松尾さんが「そこはさる」と、そのまま去っていって欲しいと演出したつもりが、黒木さんはそこで“猿”をやろうとしたんです。というか、やり始めていたんです。》(「クランクイン」7月9日配信)
対して、黒木は「ふくすけ」の公式ページでコメントを出している。
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