立浪「中日」はいつまで「中田翔」頼みを続けるのか? 打線は日替わり状態で「クリーンアップに悪影響」の声も

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中田の起用をどうするか?

「7月30日からのヤクルト3連戦では、中田は全てベンチスタートとなりました。打席に立ったのは8月1日の3戦目での代打出場だけ。勝敗に関係ない場面だったからか、キャッチャーへのファールフライに終わっています」(前出・同)

 中日はヤクルト3連戦に全勝したことで最下位脱出にも成功したが、中田がこの調子ではチームの安定性に欠ける。また、立浪監督は阪神3連戦後の7月29日にベテラン・中島宏之(42)をファーム降格させた。主に代打として起用されてきた中島はここまで13打数ノーヒットだった。この時期のファーム落ちは「オフの去就問題」に結びつくケースが多い。

「中田も右太股を負傷していったんファーム落ちし、7月19日の巨人戦で再昇格しました。立浪監督はいきなり『4番一塁』でスタメン起用しましたが、3打数ノーヒット。特に第1打席は得点圏に走者を置いてサードゴロ併殺でした。その後も、チームの状態は上がってきません。中田は我慢強いこともありますが、期待されている責任感から、無理をしているのかもしれません。怪我の状況も心配です。まだ下できちんと調整できていないうちに立浪監督が一軍に昇格させてしまったのでは」(前出・関係者)

 ベンチで待機させておくだけなら、ファームでしっかり調整させたほうが良かったのではないか。進退が懸念される中島だが、立浪監督は不調でも得点好機で代打起用し続けた。その意味では中島は今回のファーム落ちに納得しているはずだが、中田は違う。

 中日は8月2日からの広島3連戦を全敗した。中田は2日の試合、1点を追う8回に代打で出場。レフト前ヒットを放ち、好機を広げたが後続が続かず。3日は、阪神戦以来のスタメンとなったが、翌4日と共に4打数1安打に終わった。

 中田の起用法を見誤ったままでは、“3年連続での指定席”もありえない話ではない。

デイリー新潮編集部

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