【教科書には載せられない話】《日本社会主義の父》の「不適切にもほどがある前半生」とは?

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 堺利彦(1871~1933)と言えば、「日本社会主義の父」として教科書でも紹介されている偉人である。幸徳秋水と共に「平民社」を設立し、非戦論や社会主義運動に生涯を捧げた。

 しかし、その前半生は、実は教科書には載せられないぐらい堕落した生活ぶりだったという。日本思想史研究者・尾原宏之さんの新刊『「反・東大」の思想史』(新潮選書)では、東大への進学失敗が、堺の人生に大きな影を落としていた様子が描かれている。同書から一部を再編集してお届けしよう。

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