「このまま引退?」立憲民主党内に広がる「蓮舫氏」への憶測「あれだけ大暴走れした後では…」本人は衆院“鞍替え”出馬に弱気か
ひとしきり暴れてスッキリしたのだろうか。朝日新聞記者に噛みついた後は急に大人しくなった蓮舫氏(56)。現在は「充電中」とのことだが、立憲民主党内では「このまま引退するのではないか」との観測が広がっている。蓮舫氏に近い関係者は「次の衆院選には出る気がなさそう」と囁いているというのだ。
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【写真】物議をかもした「共産党」による“蓮舫・抱きつき”戦略の証拠写真
凄まじすぎた「怒涛のレスバ」
都知事選で惨敗後、蓮舫氏がXで繰り広げた「レスバ」は熾烈を極めた。ターゲットになったのは、東国原英夫氏や上沼恵美子、デーブスペクター氏といったテレビ界のご意見番ばかりでなく、国民民主党幹事長の榛葉賀津也や連合の芳野知子会長まで。全方位に「あなたには言われてなくない」「黙らないわよ」と噛みつき続けた。
「共産党べったりなんて事実じゃん」とおよそ新聞記者とは思えぬ批判をしてきた朝日新聞政治部の今野忍記者に対しては、謝罪・撤回した後も手を緩めなかった。
「終わらせません」
「弁護士と相談しているところです」
まさにプッツンである。政治部デスクはこう語る。
「選挙に負けた政治家の対応としてはやりすぎた感が否めません。政治家は批判されてナンボの職業。捲土重来を期すならば『私の力不足だった』と黙すべきでした。人気タレントを敵に回したところで票は逃げていくだけです。ましてや連合会長に噛み付くなど、立民にとっても迷惑だったでしょう」
出ても勝ち目がない
だが本人が「もう選挙に出ない」と腹を括っているならば話は別だ。実際、いま立民内では「このまま引退するのでは」との観測が広がっているという。
「蓮舫氏に近い人たちが『次の衆院選に鞍替え出馬するつもりはなさそう』と話しているのです。出ても勝ち目がないと本人が弱気になっていると」(立民関係者)
蓮舫氏は背水の陣で参議院議員を辞して都知事選に打って出たわけではなかった。来る衆院選で、区割り変更で新たにできた東京26区から出る構想があったと言われてきた。
「蓮舫氏の住まいのある目黒を含んでいる彼女の地元です。もし破れても衆院議員になって選挙区を持てるのは決して悪い話ではなかった」(同)
だが、蓋を開ければ石丸伸二氏にまで大差をつけられた惨敗。さらにレスバで評判を落とした今となっては「もはや勝ち目がない」と言うのである。
「そもそも東京26区には立民から追い出されて無所属になった松原仁氏が出馬表明しています。票は確実に割れてしまうし、今の劣勢ならば松原氏にも及ばないかもしれない」(同)
ならば来年の参院選に出直すことは? 関係者は「ありえない」と否定する。次は蓮舫氏の子飼い議員と言われている塩村文夏氏が改選を迎えるからである。
「立民は前回も前々回も2人出したものの1人しか当選していません。浮動票狙いの蓮舫氏と塩村氏を出したら共倒れするリスクがある。そもそも妹分を押し除けてまで返り咲きたいとは本人も考えないでしょう」(同)
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