吉田羊が“無名時代”から参加 三谷幸喜率いる人気劇団が「30年ぶり」復活

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吉田羊は“一番の若手”

 会見には“一番の若手”として吉田羊も登壇した。吉田は東京サンシャインボーイズの正式メンバーではないものの、大ファンだったという三谷に自ら出演を直談判。15年前のシアタートップスの閉館イベント公演に、ただ一人の外部ゲストとして出演を認められていた。

 舞台関係者が振り返る。

「当時の吉田は無名だったので、周囲からしきりに“頑張れよ”と励まされていたとか。その後は映画やテレビドラマなどで人気を博し、令和3年には同じパルコ劇場で主演を果たした。今回は“劇団研究生”として出演しますが、三谷は“あっという間にみんな追い越されてしまった”と、彼女の演技力を褒めながら笑いを誘っていましたね」

 このほど上演される新作は、予告されていた「リア玉(仮題)」ではなく「蒙古が襲来」となった。鎌倉時代の元寇がテーマという。

「2年前、三谷は鎌倉幕府の2代目執権・北条義時を主人公にしたNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の脚本を担当。そのためもあってか本人も“九州の、とある漁村を舞台にしたアットホームなコメディー。すごい傑作になる予感があります”と、自信を見せていました」

 三谷は「公演後は80年間の充電に入り、次回公演は2105年」と嘯(うそぶ)く。ともあれ30年ぶりの復活公演は来春まで続き、北海道から沖縄まで回る予定。21世紀最後の公演も、プラチナチケット化は必至である。

週刊新潮 2024年8月1日号掲載

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